以前の記事にも書きましたが、
9年働いた仕事を辞める。保育園退所通知届く…
9年働いた仕事を辞める。商品開発の仕事 好きだったけど激務、子育てとの両立
海外移住(旦那の転勤)のために仕事を辞めました。
移住のために辞めた会社は、
新卒で入社。商品開発の仕事をしていました。
楽しいこともありましたが、
私にとっては大変でしたね…。
せっかくなので、商品開発していた頃の仕事内容を
簡単にお伝えします。
※もちろん、開発業務は幅広く取り扱う商品によっても、
業界によって全然違う仕事内容だとは思います。
あくまでも私の前職の業務内容です。
私は主に
ホームセンターやネット(EC)等で売ってる用品の開発をしていました。
(業界はあえて伏せさせて頂きます。)
商品開発部署は、約15人程でした。
年4回商品発売時期があり、年間350アイテム程を開発。
春夏・秋冬商品として主に年2回大々的に商品発表して売出します。
春夏(半年開発)で200アイテム程発売。
秋冬は春夏よりは少ないけれど100アイテム程発売。
更に売上げを伸ばすために、春夏と秋冬発売の間にも
50アイテム程発売する事もありました。
半年スパンで主にどんな仕事内容だったかと言いますと…
1、市場調査と商品作成のためのMT、アンケート作成
2、商品企画プレゼン資料作成
(社長への商品開発経過資料と営業への発表会資料)
3、商品仕様書作成→工場へ依頼
4、商品見積もり確認と交渉
5、商品サンプル確認
6、モニター(商品のお試し)、サンプル修正指示
7、出張
8、試験
9、EC用・パッケージ用写真・動画撮影
10、パッケージ作成
11、取説が必要であれば取説作成
12、製品基準書の作成
13、副資材作成
14、検品
15、商品発表会
16、商品発売
他にも別の業務もありましたが、
新商品開発としてはこのような内容でした。
商品によって、順番も前後しますが、
どれも15、16にむけて商品開発を進めます。
この1〜16の業務内容ですが、
実際にどんな業務だったのか、
以下をご覧ください!
1、市場調査と商品開発MT、アンケート作成
商品開発のヒント探しを行います。
それと同時に新商品、既存商品をどうするか打ち合わせします。
他社・自社の売上数値やトレンドを基に、
何を発売するか話し合ったり
アイディア出しのために開発メンバーでブレストしたり
事前に練っておいた商品案を発表したりして
イメージを沸かせます。
また、アンケート作成してユーザーの困った事などを調査したり。
2、商品企画プレゼン資料作成
(社長への商品開発経過資料と営業への発表会資料)
1でアイディア出しやMTを重ねた後、
商品化の目処が立ちそうなものは企画書を作成。
発売日が先に決まっているので
それに間に合うようにスケジュールを逆算し
社長プレゼン用に途中経過の企画書と商品サンプルを用意します。
営業への発表会までに社長プレゼンが数回。
プレゼンまでの事前チェックとして
開発部署で企画書発表もあります。
企画書には商品のカテゴリに合わせて、当社売上げ資料や他社との比較資料、
トレンド調査資料、商品の写真(最終イメージや使用方法)等を
組み込んでいきます。
企画書に組み込む売上げ資料や他社資料も、
データ抽出して開発部署でまとめていました。
商品開発が順調に行けば、
最終的に全営業に説明する商品発表会用の資料を作成します。
3、商品仕様書作成→工場へ依頼
商品の仕様書を作成します。仕様書は商品の図面が主です。
仕様書をデータ作成する前に、手作りでサンプル作成して
サイズ感や素材との相性を見たりすることも多々。
あと、イメージする材質や色味が工場にも伝わるように
そのサンプルを送ったりする場合もあります。
そして仕様書が完成したら工場に送ります。
この仕様書作成作業は、2の企画書作成とほぼ同時期に動いていました。
プレゼンが近いし企画書作らないといけないけど、
仕様書も作成して工場に送らないと…!!
というバタバタの状態ですね。
4、商品見積もり確認と交渉
仕様書をもとに、工場から見積もりを送ってもらいます。
高すぎた場合は、仕様を修正するか、
それでも高い場合は交渉またはボツに。
ただし、ボツにすると売上減となるので
別案を考える必要があったりしました。
ボツにできずに、何とかして進めなければならない案件も…
5、商品サンプル確認
見積もりが大体OKであれば、工場にサンプルを作ってもらいます。
サンプルを見てから決める場合もありましたが。
サンプルが届くと、おお!良い感じ!と思う物もあれば、
仕様書の生地感・色味と違う…という事も。
サンプル生地では指示通りの生地で作れないという回答だったり。
良いサンプルがあれば、そのままプレゼンで発表できますが、
イメージが違うサンプルは、それだけでプレゼンする訳にもいかないので、
最終のイメージカラーを企画書に載せて説明したりと、
その辺の資料作りも必要でした。
6、モニター(商品のお試し)、サンプル修正指示 
サンプルが出来上がったら、使用感を確かめるモニターを行います。
これで結果がよければガッツポーズ!
もし修正点が見つかれば修正指示書を作成し、
再び工場に依頼します。
修正サンプルが届いたらまたモニターと、改善するまで繰り返します。
7、工場視察
製造場所に実際に出向いて新商品や既存商品の製造工程を確かめます。
また、直接話ができるのでこの場で仕様の修正指示を出したり、
製造方法の確認や依頼を行います。
8、試験
商品が安全基準を満たしたものかどうか、試験を依頼します。
例えばホルムアルデヒド試験や色落ち試験、強度試験など。
生地なのか、金属なのか、何に使用するのかによっても
試験方法が異なります。
無事試験で基準クリアできればOKです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、このように商品開発を進めていました。
まだ16ある中の8までしかお伝えできていませんね…
ただ16まで全部書くとかなり長くなってしまうので、今回はいったん終わりにします。
ここまでで商品開発の仕事についてどう感じられたでしょうか?
楽しそう〜!しんどそう〜… 私のところはもっとこんなのです!
とか、色々あるとは思いますが、
こんな仕事内容もあるのか〜と
気軽に見てくださいね。
続きはまた書きます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
前職の大変だった事や、辞めてから保育園退園通知が届いてしまった話を
以下の記事に書いてます。
こちらも良かったら見てみてくださいね。
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