以前の記事の続き
商品開発していた頃の仕事内容を
簡単にお伝えします。
※開発業務は幅広く取り扱う商品によっても、
業界によって全然違う仕事内容だとは思います。
あくまでも私の前職の業務内容です。
前回の記事はこちら↓
9年働いた仕事を辞める。商品開発の仕事内容
半年スパンでの主な仕事
以下の1〜11までは前の記事で説明しました。
今回は商品がだんだん形になってきた12〜最後まで内容をお伝えします。
1、市場調査と商品作成のためのMT、アンケート作成
2、商品企画プレゼン資料作成
(社長への商品開発経過資料と営業への発表会資料)
3、商品仕様書作成→工場へ依頼
4、商品見積もり確認と交渉
5、商品サンプル確認
6、モニター(商品のお試し)、サンプル修正指示
7、出張
8、試験
9、EC用・パッケージ用写真・動画撮影
10、パッケージ作成
11、取説が必要であれば取説作成
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回↓
12、製品基準書作成
13、副資材作成
14、検品
15、商品発表会
16、商品発売
12、製品基準書作成
最終的に工場と自社で行う商品契約書も含んだ基準書です。
「当社はこの商品を売りますので、この基準書通りの値段と指示した材料でこれを作ってくださいね。」と約束する書類です。
そこには細かな指示が記載されています。(最終的に決定した商品のサイズや材質、部材の仕入先等が記載された商品仕様書等)
この書類は商品が最終形になるまで完成できないのですが、いつもバタバタなので、商品を作りながら並行して作っていきます。ただ、最後の最後に商品仕様変更や値段変更のどんでん返しとかあり得たので、せっかく作ったのに…は日常茶飯事。
また、1商品だけならもちろん余裕なのですが、似た時期に大体1人10商品以上作ってるのでてんやわんやでした。失笑
13、副資材作成
商品を保管、運搬するための梱包材です。
商品をどういう入れ方にすれば小スペースかつ壊さずに運べるか。
形も商品によって様々でしたので、一番ベストなサイズを探します。
箱が少しでも大きくなることで、倉庫に重ねて置いておくためのパレットというものに1箱・2箱乗る数量が変わってきます。倉庫保管にも多くのスペースが必要になってしまうんです。倉庫を借りていて保管スペースが増えてしまったら費用も増えてしまいます。
また、船で商品を運ぶコンテナで考えると、何十箱と変わってきてしまいます。
小さくできるのであればギリギリまで小さくします。同じ運賃で沢山乗った方がお得ですよね。
壊れやすい商品には梱包材を含めたサイズで計算します。
商品の形状が確定したらすぐに箱のサイズを検討し始めます。
箱サイズが計算できたら、箱に何の商品が入っているのかわかるように印字するデータをデザイン室に依頼。上がってきたら読みあわせして出稿します。
14、検品
発売する商品を工場に行って確認します。
商品に不良がないかチェック、製造方法や工場側の検品方法などを確認し、
問題があれば工場に改善方法を指示します。
15、商品発表会
まずは自社の営業部に商品を発表。
商品の良さを営業部にアピールします!
発表会用の資料(パワーポイント資料)も事前に作成し
それと商品を合わせ持って紹介します。
その後、お客様にも営業部と共に商品発表を行い、
発売に向けてアピールしていきます。
その時にお客様からもらった意見などを参考にして、
次回の商品に反映させたりします。
16、商品発売
発売日当日!営業部の方達がお客様に商品を売りに行きます!
この何日間かは、この商品どうだったっけ?という
営業部からの質問電話が結構きます。笑
商品開発部は、発売の日にはもう次の開発に向けて動かないと
半年後発売に間に合わないので、
この頃には1の業務をスタートしている時期です。
(いや3くらいまでは進めているかも)
こんな感じで商品作りを行っていました!!
クレーム対応や、販促物(動画撮影・編集等)
何かと商品開発部が頼られる事も多く、
結構モリモリ仕事してたなぁという感じです。
いかがでしたか?
やってみたーい!ってなりましたか?
アイディア勝負の所もあったので、
家に帰っても常に頭の中で仕事してる感じでしたけど。
毎日ヘトヘトでしたが、やりがいは物凄くありましたよ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
前職の大変だった事や、辞めてから保育園退園通知が届いてしまった話を
以下の記事に書いてます。
こちらも良かったら見てみてくださいね。
